斉雄建築

道具が無くても家が建ててしまう時代

現代では、工場で一括生産された木材を手順書に合わせて組み合わせていく住宅建築が主流です。自分で切ることも、自分で削ることも、自分で磨くこともしません。

自分で加工をしない、言わば対話をしない木材に対して愛情は生まれるのかが少し疑問です。木材は元々生きていました。生き物である以上、少しずつ性格も異なり相性もあります。

そして、その木材を建材としてだけ見るのではなく、木を生かしたまま「家」に変えていくためには、木材への愛情が本当に欠かせないと思うのです。

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